みなさんは、悩みはありますか?
僕は、筋トレはしているけど体がなかなか大きくならないことです。
あと、ベンチプレスとスクワットの重量が伸びないことです。
トレーニングをしているが筋力がつかないのは、メンタルにきますね。^^;
今日は、「筋力」について解説をしていきたいと思います。
目次
- 筋力とは?
- 筋線維は増えない
- 筋肥大とは生理学的横断面積の増加
- 筋線維を増やすことに意識を向けよう
筋力とは?
筋の力と書いて「筋力」です。
筋力(Strength)とは最大努力下での筋や筋群が発揮しうる最大の力あるいはパワー
原著者D.A.Neumann 「カラー版 筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版」 医歯薬出版株式会社(pp.76)
とあります。
最大限の力を発揮することに関して言うと、最初は一回持ち上げることが精一杯だった重さがトレーニングをしていくうちに、同じ重量でも段々と回数を増やすことができるようになってきますよね。
筋トレをしていると同じ重さでも段々と回数が増え、最大努力下で扱える重量が増える。
筋力がついたということですね。
また、筋トレをしていると体が大きくなるのはなぜでしょう?
筋線維は増えない
まずはじめに、筋トレにより新たに筋線維数が増えるのではありません。
骨格筋を構成する筋線維数には限りがあります。(条件によっては筋線維数が増えることもある。)
誤解されるイメージとしては、筋トレによって筋肉がちぎれてそれを回復する段階で線維が増える、みたいな考えを持ったりすることもあると思います。(実際、僕がそうでした^^;)
では、筋トレをして筋肉が大きくなる、筋肥大はどのようなメカニズムなのでしょうか?
筋肥大とは生理学的横断面の増加
筋力の大きさを求めるときに特に関係するのは、生理学的横断面です。
筋線維の走行や腱の長さ、関節角度などありますが、特に重要になってくるのは生理学的横断面です。
生理学的横断面とは筋肉を輪切りにしたときの面積ですね。
では、実際に面積が大きくなるのはどこの部分かと言うと、筋線維です。
筋線維の面積を増やすことに意識しよう
筋線維は、数は増えないものの1本1本が面積を増やすことができます。
ちょっと余談ですが、筋線維を包む基底膜と形質膜の間に、筋衛星細胞(サテライトセル)というものが存在します。
このサテライトセルは傷ついた(損傷した)筋肉を再生する役割があり、これが筋肥大には必須な存在と言われています。
そのため、筋肉の収縮方向に対して垂直に大きくなることで面積を大きくし筋が肥大するということですね。
今回は以上です。
それでは、良い健活を。
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