【はじめに】
最近、SNSを利用していて気がついたらもうこんな時間だったってことありますよね。僕は、YouTubeのショート動画やインスタグラムのリールを見ていて経験することがあります。^^;SNS廃人までとはいきませんが、気をつけるようにしています。ツイ廃なんて言葉もありますよね。調べてみると、
ツイ廃とは、ソーシャルメディア「Twitter」の利用に没頭あるいは依存しており、利用頻度が日常生活に支障をきたす程度に達している人を指す俗な言い方である。(weblio辞書より引用)
という意味でした。
廃人の「廃れる」という言葉は、使われなくなるや盛んだったものが衰えるなどの意味で使われることが多いです。
人体でも使われなくなってしまい衰えたために、日常生活に支障をきたす状態を廃用症候群とも言われます。
今回は廃用症候群について、どういったものかやサルコペニアとの違い、読んだ人に考えてほしいことについてを2回に分けて話したいと思います。
【要点】
ポイントは3つ!
1.あなたは大丈夫? 〜廃用症候群とは〜
2.サルコペニアとの違い 〜筋肉から比べてみる〜
3.将来を見据えて、改めて考えてみよう
【解説】
1.あなたは大丈夫? 〜廃用症候群とは〜
まず、廃用症候群について
廃用症候群(disuse syndrome)とは低運動性疾患(Hypokinetic disease)とも呼ばれ、運動不足や不動化などによって引き起こされる二次的障害のことをいう。
宮本省三ら著(2018年)『人間の運動学 ヒューマン・キネシオロジー』協同医書出版社(pp.207)
とあります。
皆さん、いいですか?運動不足という文字があります。何人かの人には心当たりがあるのではないでしょうか?
コロナ渦で外出や人と合うことを制限され、学校や職場にでさえ行くことが難しかったのではないですか?それに伴い、運動習慣が少なくなってしまい以前の自分と違う姿をしている人もいると思います。
また、このままではいけないと思い立ったが急に動いたことできつかったり、最悪の場合ケガをしてしまって、今も運動することがおっくうになっている人も少なくないと思います。
しかし、このままでは運動不足により日常生活の中で廃用症候群の症状が出てくるのではないでしょうか?
前置きが長くなりましたが、まず原因と症状について説明します。
原因
病気やケガなどで入院したときに全身状態を安静にするための安静臥床や、退院後にも自宅内での生活を強いられる、精神的な問題による身体活動の制限、運動麻痺など。
症状
諸症状は様々あり、筋骨格系、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、神経系、代謝系、精神系、皮膚などがあります。
それぞれの症状を簡単にまとめました。
筋骨格系:筋力低下、筋萎縮、関節拘縮など
循環器系:心機能低下、起立性低血圧、運動耐容能低下、浮腫など
呼吸器系:換気障害、排痰能低下など
消化器系:食欲不振、便秘、体重減少など
泌尿器系:尿路結石、排尿困難、尿失禁など
神経系 :協調運動障害
代謝系 :電解質異常、副甲状腺ホルモン上昇などの変化
精神系 :不安、抑うつ状態、認知機能低下、睡眠障害
皮 膚 :褥瘡
などがあります。
例えば、運動不足により以前よりも力が出ない(筋力低下)、動かさなくなったことで体の節々が固く動かしにくい(関節拘縮)。さらに、久しぶりに運動をすると息が上がりやすかったり(換気障害)、休憩のために座っていざ立ち上がろうとするとクラっとする(起立性低血圧)こともありますよね。運動に対して耐性が弱くなってしまします。女性は足のむくみなど気にされる方は多いのではないのでしょうか?
そう言われてみると、意外と自分に当てはまることを多いですよね。
少し長くなったので今回はこの辺で終えたいと思います。
次回は、サルコペニアと廃用症候群の違い②をしていきたいと思います。
それではいい健活をお過ごしください。
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